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今頃になって三世帯住宅や多世帯住宅を推し進める政府
政府が、三世代住宅をリフォームする際に
工事費用を所得税から差し引きをするなどの補助を推し進めています。
これ自体は別に悪いことではないです。
しかし、何故、そうなっているのか?
それは、戦後に遡ります。
戦後、住宅関連事業を行う建築業界の事業を援助するために
国策として(ある意味)有ることを政府はしていました。
戦前、そしてそもそも日本は
大家族で住むのが普通でした。
子供が成人や結婚しても実家を出たりはしないで
自分の家族と一緒に暮らし、両親の面倒を見る
両親に孫の世話もして貰う。
そして様々な世の中の事や事柄を、教えて貰い伝統を受け継いで行く
こういうのが「美しい日本」ですよね。
しかし
戦後、「子供は成人、或いは結婚したら家を出て別々に暮らして独立するのが当たり前」
このような風潮になってしまいました。
国がそういう風になるようにリードしたのは言うまでもありません。
当然、住宅需要を伸ばすためです。
昔も今も建設業界がこの国の景気をリードする存在だからです。
そして、ドンドンドンドン、住宅やマンションを建てた結果
今は空き家や中古住宅が溢れる結果になりました。
そして、今、増えすぎた住宅を何とかする為に
あれ??何で増えすぎたの?そう考えますよね。
それは、絶対的に若い世代や子供が少ないからです。
少子高齢化という事ですね。
これも、戦後しばらくしてベビーブームが起こった時に分かっていたことですが
政府は見て見ぬ振りをして対策を真剣に講じて来なかったツケが今、来ております。
また、これは別の話にします。
話を戻します。
そもそもですが、三世帯住宅に補助をするようですが
これで益々、中古住宅が増えますね。
私の会社でもお客様が二世帯住宅にするからとリフォームを現在ご希望されています。
中古住宅の増加が問題
三世帯住宅を政府が推進
この二つは本当は矛盾しているんですけどね(笑)
消費者は自由でいいと思うんです。どんな選択をしてもいいと思います。
しかし、政府はしっかりとした方針を持ってやらないといけないと思います。
つまり、何が言いたいかと言いますと
そもそも日本人は家族みんなで住むのが当たり前の民族でしたが、国策で
家族がバラバラに住むようになったという事です。
昔のように、家族みんなで住む国にするのはとってもいいことだと思います。
離れて暮らしているお父さんやお母さんもお持ちの方は三世帯や多世帯住宅
をすこーーしだけ考えても良いと思います^^